建設中だったにしき園本館が完成しました。本来は、3月4日に大勢のお客様をお招きし、竣工式を開催する予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大の状況をうけ、式典は中止とさせていただき、主な工事関係者のみに参加していただいて簡単な竣工を祝う会を行いました。
ごく少人数での開催ではありましたが、会では理事長から無事完成した喜びと、工事関係の皆さんへの謝意が伝えられ、出席の皆さんからもお祝いの言葉をいただきました。
新しいにしき園本館は、所定の手続きや備品等の設置を終えたのち、50名のご利用者様が旧館から引っ越しをされ、いよいよ動き始めることになります。
新本館は多床室ではありますが、居室内に仕切り壁を設け、一人一人のプライバシーに配慮した構造になっています。また、各階の中央には食事をしたり、くつろいだりすることができる明るくて広々とした食堂兼機能訓練スペースも設けられています。
部屋の配置も工夫されていてスタッフの目が届きやすくなります。さらに、部屋によっては居室内の利用者の動きをスマートフォンでリアルタイムにモニターできるシステムを導入するなど、安全面の機能も大きく向上しています。
そして何といっても居室の設置を2階以上とし、さらに床の高さを既存の建物より高くするという津波対策は、利用者のみならずスタッフにとってもより安全で安心な施設になると評価されています。
新本館の本格的なスタートは4月以降になりますが、ご家族の皆様もぜひ訪問ください。なお、本館竣工にあたり多くの皆様からお祝いメッセージや祝花等を頂戴しました。改めまして心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。