串本福祉会のブログ

本州最南端の町、和歌山県串本町にある社会福祉法人串本福祉会のブログです。串本福祉会は、高齢者の尊厳ある生活の維持及びご家族や地域住民の福祉の向上を目指し、特別養護老人ホームにしき園をはじめとする施設サービスや各種在宅サービスを実施しています。

地震・津波避難訓練

9月9日(木)避難訓練がありました。日中に地震が起こり大津波警報が発令されたという想定です。今回はにしき園の敷地内にある有料老人ホーム『二色あゆみ園』の利用者様の避難の様子をご紹介します。

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地震の揺れがおさまるとすぐに、にしき園本部施設から職員が『二色あゆみ園』の利用者様を迎えに駆けつけます。県による想定では二色地区への津波の第一波到達は約5分後、施設まで到達する可能性のある第二波、第三波は約30分後とのことなので時間とのたたかいです。

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新しくなったにしき園の本館には建物内にスロープがあり、車椅子の方も階段を使わず2階まで避難していただけます。また、新本館2階の床の高さは想定内の津波であれば浸水が防げるよう通常より高くなっているので安全性は増しています。

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足がお達者な方は階段を上ることもできますが、少々ハードです。

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この日の訓練では、地震発生から約8分で建物の2階に到着しました。にしき園新本館の完成で,特養、ショート利用者の居室は2階より上階になりましたが、唯一『二色あゆみ園』だけが1階に居室がある施設として残っています。車椅子利用の方がほとんどなので、災害時には少しでも早く避難できるよう訓練を重ねています。(企画広報室・永石)