5/31にしき園の交流ホールでホタルの観賞会がありました。
この催しは有田地区でホタル愛好会の世話役をされている方から施設を利用されている方に見ていただきたいというお申し出があって実現したものです。
この日は愛好会の方々が2日かかって水辺で採取したホタル約70匹をにしき園まで持ってきてくださいました。
それをにしき園自前の特設会場に放して観賞したのですが、この特設会場は外から光が入らないようにしたうえで、部屋内に理事長宅から借りてきた昔懐かしい蚊帳を釣って、その中に観葉植物なども持ち込んで設営したものです。
蚊帳の中に放たれたホタルは、最初は無反応でしたが、しばらくすると2匹3匹と徐々に光りはじめ、乱舞とまではいきませんでしたが、光りながら飛ぶホタルの様子はどこか幻想的な趣があってとても素敵でした。
利用者の中には光っているホタルを手のひらにのせてもらった方もいて、「あー光った、光った」「昔よう見に行ってのう」などと話しながら、ほのかに光るホタルにしばし見入っておられました。
なお、この日持ってきていただいたホタルは「源氏ホタル」と「ひめホタル」だったそうです。ホタルの寿命は3週間程度ということなので鑑賞会が終わった後、再度、網で捕まえて愛好会の方に返却しました。ありがとうございました。