江住から串本に向けての高速道路の工事が進んでいますが、5月23日 高富側から掘り進められていたトンネル坑が二色側に抜け貫通しました。
事前にこの情報を聞いた和田施設長が「トンネル貫通の瞬間を一緒に見ませんか?」と、ご利用者に呼び掛けを行ったところ8名の方が手を挙げてくれ、みんなで見学に行くことになりました。
当日は天候にも恵まれ、ご利用者の皆さんは新緑の明るい日差しを浴びながら職員に付き添われて車椅子で外出、現場がよく見える墓地周辺に待機して山の斜面を見つめていたところ、9時55分、こんこんと響く槌音とともに山の斜面の一部にぽっかりと穴が開き見事にトンネルが貫通、その瞬間を見届けることができました。映画で見るような発破で大穴があくといったダイナミックなシーンはありませんでしたが、見ていた人たちからは拍手が起こりました.
なお、トンネル内で行われたトンネル貫通の祝賀セレモニーには和田理事長が招待されて出席しましたが、穴が開いた瞬間にトンネル内の暗闇に一筋の光が入ってくる光景はどこか幻想的で出席者から歓声が上がったとのことでした。
予定では3年後の2025年春、工事が完了し串本と大阪が高速でつながることになるそうです。